会の概要

六甲山自然案内人の会は

六甲山自然案内人の会が目指すもの

六甲山の自然は、約120年をかけて、わたしたちの先人が一本一本自らの手で木を植え、育て上げてきた努力の賜物です。
現在約1700種類もの植物が育つ、全国でも稀な自然豊かな山になっています。
当会は、その六甲山の素晴らしさや生命の不思議さ・尊さをより多くの人々に 伝え、自然環境・地球環境の保全の輪を広げることを目指しています。

活動目的  

〇案内活動(ネイチャーガイド&インタープリテーション)

・多くの人々に、六甲山地の素晴らしさ、自然の 多様性・不思議さ、自然保護・環境保全の方法を伝え、自然に親しみ自然を愛する心の輪を広げる。

【インタープリテーションとは:自然・文化・歴史(遺産)を分かり易く人々に伝えること。自然についての知識そのものを伝えるだけではなく、その裏側にある「メッセージ」を伝える行為。あるいは、その技能のこと】

〇会員活動(スキルアップ&エンジョイ)

・さまざまな自主的活動を通し、あらゆる視点から自然を見つめ、仲間とともに共感し、知力・感性・想像力等を育む。

沿革

2002年(平成14年)
「六甲山と市民のネットワーク(RCN)」と「県立人と自然の博物館」との共催により案内人養成講座「六甲山自然案内入門コース」を開講する。

2003年(平成15年)
六甲山の自然案内人入門コース」の第1期修了生により「六甲山自然案内人の会」を創設する。

2005年(平成17年)
一般の人々を対象に「定例自然観察会」を発足させる。

2007年(平成19年)
小学3年生対象の自然観察会「グリーンサポート」を開始する。

2008年(平成20年)
「環境学習プログラム」(県主催)や各種「イベント」「セミナー」に参画する。

2009年(平成21年)
六甲山自然案内人の会入門コース」を当会自ら主催する。
外部団体や個人からの観察会開催要請を積極的に受け入れる。
会員を対象とした植物観察会「森観」、野鳥観察会、自然物によるクラフト作り「きつつき工房」を発足する。

2014年(平成26年)
会創設10周年記念事業としてパンフレットを作成し、記念誌を発行する。
野草観察会「草観」「大型バスツアー」の観察会が発足する。

2015年(平成27年)
班ごとの観察会や勉強会を積極的に行い始める。

2022年(令和4年)
会活動の本格再開(2020年3月以降コロナ感染のため)
新しいMLの運用を開始する。
ペア班による観察会活動を開始する。

2023年(令和5年)
新しいHPの運用を開始する。
「虫観」(昆虫観察会)を発足する。
「自然観察ガイド」を再開する。
「会創設20周年記念観察旅行」を実施する。
会創設20周年「パンフレット」及び「20年のあゆみ」を発行する。
「こうべ森の文化祭」に初参加する。

会員数

150名
2023年(令和5年)11月 現在

活動内容

①「定例自然観察会」の実施
より多くの人々に六甲山地の自然の素晴らしさを知ってもらおうと、毎月一回一般の人々を対象に自然観察会を開催しています。観察コースにみられる植物を中心に解説し、六甲山の歴史や自然などについての紹介も行っています。

②案内人養成講座「六甲山の自然観察入門講座」の開講
毎年30名ほどの人々を募集し、月1回の講座を9回設け、六甲山の生い立ち・歴史、植物・動物・鉱物、主だった施設などについて学んでいただきます。
県立人と自然の博物館の先生方を中心とする外部講師や当会所属の講師による充実した講義を通して六甲山の自然案内人を養成しています。

③「グリーンサポート」活動
神戸市内の小学校からの要請により3年生の環境体験学習のサポートを授業の中で行ってい ます。日ごろの自然観察会のスキルを活かして毎年十数校からの要請に応えています。

④「環境学習プログラム・イベント」への参画
兵庫県が募集する「県立六甲山ビジターセンター環境学習プログラム」にコンペ参画し、またエコフェスティバル・共生ひろば・森の文化祭等のイベントに出展し、六甲山の自然環境の素晴らしさについて多くの人々が親しみ学んでもらえるよう取り組んでいます。

⑤「自然観察ガイド」の実施
六甲山地とその周辺のガイドをご希望の方には有料で「自然観察ガイド」を行っています。

⑥会員同士でも、四季を通じて花々や樹木、鳥や虫を観察しながらトレッキングをしたり、自然の素材を使って工作をしたりと、自分の好きな分野で六甲山の自然を楽しんでいます。