会の概要

六甲山自然案内人の会は

六甲山自然案内人の会が目指すもの

六甲山の自然は、約120年をかけて、わたしたちの先人が一本一本自らの手で木を植え、育て上げてきた努力の賜物です。
現在約1700種類もの植物が育つ、全国でも稀な自然豊かな山になっています。
当会は、その六甲山の素晴らしさや生命の不思議さ・尊さをより多くの人々に 伝え、自然環境・地球環境の保全の輪を広げることを目指しています。

活動目的  

案内活動(ネイチャーガイド&インタープリテーション)

多くの人々に、六甲山地の素晴らしさ、自然の 多様性・不思議さ、自然保護・環境保全の方法を伝え、自然に親しみ自然を愛する心の輪を広げる。

インタープリテーションとは

自然・文化・歴史(遺産)を分かり易く人々に伝えること。自然についての知識そのものを伝えるだけではなく、その裏側にある「メッセージ」を伝える行為。あるいは、その技能のこと

会員活動(スキルアップ&エンジョイ)

さまざまな自主的活動を通し、あらゆる視点から自然を見つめ、仲間とともに共感し、知力・感性・想像力等を育む。

活動内容

案内活動

定例自然観察会
毎月1回六甲山のさまざまなコースで植物を主な対象とした自然観察会を行っています。10名ほどのグループに分かれ、名前の由来、特徴、用途などをわかりやすく説明しています。そして自然に親しみを持てるように取り組んでいます。

六甲山の自然観察入門講座
毎年30名ほどの人々を募集。月1回の講座を9回設け、六甲山の生い立ち植物、鉱物、歴史、文化等を学びます。講師陣は「県立人と自然の博物館」の先生方を招き、当会講師など充実した講義を展開し、六甲山の自然案内人を養成しています。

グリーンサポート(GS)
小学校3年生で実施している環境体験学習、児童8~10人にスタッフ1名がサポートします。
驚きや感動を通じて生命の不思議やつながりを体感することで「こころ」を育んでいきます。神戸市内の小学校からの要請により毎年10数校の授業を支援しています。

環境学習プログラム・イベントへの参画
兵庫県が募集する「県立六甲山ビジターセンター環境学習プログラム」にコンペ参画し、またエコフェスティバル・共生ひろば・森の文化祭等のイベントに出展し、六甲山の自然環境の素晴らしさについて多くの人々が親しみ学んでもらえるよう取り組んでいます。

自然観察ガイド
個別で自然観察を希望されるビジターさんに、有料でガイドを行います。
日程・コース等は相談させていただきます。当会ホームページからお申し込み下さい。

会員活動 (スキルアップ・エンジョイ)

①班活動
班体制で班独自の活動をしています。
仲間と共に、植物・鳥・虫などの自然観察だけでなく、博物館、神社仏閣、歴史、小旅行など視野を広げ深め楽しみながら、案内力を育んでいます。

②研修会
冬芽観察会、野鳥観察会、救急法、地球の歴史や六甲山の自然など特定のテーマを掘り下げて詳しく調べたり、講師を招いて専門的な話を聴講するなどの研修会を行っています。

③森観(樹木を中心にした観察会)
六甲山の植生は豊か! いろいろな道を歩き、多様な植物を観察します。
また、近畿一円の山々にも足を延ばして、樹木と環境との関係など幅広く見る目を養っています。

④草観(野草を中心にした観察会)
普段の観察会では見落とされがちな“野草”に特化した観察会です。
身近に存在する野の草花に目を向け、その特徴、美しさ、かわいさに触れ合うことで、植物の持つ魅力を再認識してもらいたいと始めました。

⑤虫観
童心に戻って虫捕りし、虫の進化と多様性に気づき、驚きと自然の奥深さを感じる観察会です。(観察が終わった虫はもちろん自然の中に帰します。)

⑥大型バスツアー
春と秋に会員相互の親睦も兼ねて日帰りの観察ツアーを行っています。六甲山地では見られない動植物や地質などを観察し、自然案内人としてより知識を高める小旅行です。

⑦きつつき工房
六甲山の木の実や小枝などを使い、季節にちなんだクラフトづくりを毎月1回楽しんでいます。
環境学習プログラムや各種イベントでは一般の人にも参加していただき、楽しんでもらっています。

⑧セミの抜け殻調査
「セミの抜け殻しらべ市民ネット」に参加しています。
渦森台周辺の公園のセミの種類と性別を調べています。

沿革

2002年(平成14年)
「六甲山と市民のネットワーク(RCN)」と「県立人と自然の博物館」との共催により案内人養成講座「六甲山自然案内入門コース」を開講する。

2003年(平成15年)
六甲山の自然案内人入門コース」の第1期修了生により「六甲山自然案内人の会」を創設する。

2005年(平成17年)
一般の人々を対象に「定例自然観察会」を発足させる。

2007年(平成19年)
小学3年生対象の自然観察会「グリーンサポート」を開始する。

2008年(平成20年)
「環境学習プログラム」(県主催)や各種「イベント」「セミナー」に参画する。

2009年(平成21年)
六甲山自然案内人の会入門コース」を当会自ら主催する。
外部団体や個人からの観察会開催要請を積極的に受け入れる。
会員を対象とした植物観察会「森観」、野鳥観察会、自然物によるクラフト作り「きつつき工房」を発足する。

2014年(平成26年)
会創設10周年記念事業としてパンフレットを作成し、記念誌を発行する。
野草観察会「草観」「大型バスツアー」の観察会が発足する。

2015年(平成27年)
班ごとの観察会や勉強会を積極的に行い始める。

2022年(令和4年)
会活動の本格再開(2020年3月以降コロナ感染のため)
新しいMLの運用を開始する。
ペア班による観察会活動を開始する。

2023年(令和5年)
新しいHPの運用を開始する。
「虫観」(昆虫観察会)を発足する。
「自然観察ガイド」を再開する。
「会創設20周年記念観察旅行」を実施する。
会創設20周年「パンフレット」及び「20年のあゆみ」を発行する。
「こうべ森の文化祭」に初参加する。

会員数

169名
2024年(令和6年)1月21日 現在